社会保険労務士(社労士)の青山中央社労士法人

【お知らせ】メールマガジン第37号を発行しました。

2016-01-29
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社労士ドットコム(シャロウシドットコム)

本日クライアントの皆様へ「JSK青山中央社会保険労務士法人 メールマガジン 第37号(最新号)」を発行しました。ご覧いただいた皆様、いかがだったでしょうか? JSK青山中央社会保険労務士法人のメルマガは、クライアント限定で、クライアントの皆様の顔を思い浮かべながら、自分たちの言葉でわかりやすく旬な話題を解説することに留意しております。今月は加茂が執筆しました。

本HPの【お知らせ】には、先月のメールマガジンを参考までにアップすることにしております。(最新でないのでご参考程度に、また、添付ファイルとradioclub.jpからの挨拶、松下政経塾同門生交歓および表参道カフェテラスは外しております) クライアント限定のメルマガの読者が増えていくことは、当社労士法人の励みになります。

 

顧問先各位

JSK青山中央社会保険労務士法人 メールマガジン 第36号
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トピックス
■ 退職勧奨時の注意点は?
~退職勧奨を原因とするうつ病を労災認定(中央労働基準監督署)~
■ 時間外労働削減に効果のある取組とは?~平成26年人事院調査より~
■ 一億総活躍社会の実現に向け、雇用保険制度の改正が検討されています
■ 三代目パーソナリティのお知らせ
~次世代の有為な若者を応援するradioclub.jp~
かつしかエフエム 毎週金曜19時30分から20時
■ 松下政経塾 同門生交歓 ~マイナンバー受け取り拒否?~
■ 表参道カフェテラス
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JSK青山中央社会保険労務士法人の法月淑晃です。
早いものです、本年最後のメールマガジンとなります。
私のこの1年といえば、、、合計1カ月入院し、2カ月程休んでしまい、ご迷惑
をかけていたにもかかわらず、皆様からやさしい言葉ばかり頂戴していた1年で
した。本当にありがとうございました。
また当法人は今年で設立20年でした。設立20年記念事業としてかつしかエフエム
でラジオ番組を提供するようになり、また所属する社労士が増えたりと、非常に
変化の多い一年だったような気がします。21年目も頑張ります。

さて皆様はどんな一年でしたでしょうか?
どうぞ良いお年をお迎えください。そして来年も宜しくお願い申し上げます。

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■ 退職勧奨時の注意点は?
~退職勧奨を原因とするうつ病を労災認定(中央労働基準監督署)~
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退職勧奨の面談が繰り返されたことでうつ病となっていた社員が今月、中央労働
基準監督署から労災認定されていたことが判明しました。退職勧奨を原因として
労災認定されるのは非常に珍しいとのことです。男性は体調悪化で出社できなく
なり今年6月に労災申請、今月1日に労災認定通知がありました。

退職に係る相談は、当法人に多く寄せられる相談のひとつです。
合意退職のうち、会社申し出によるものを退職勧奨と言い、会社側が労働契約を
一方的に解約する解雇に比べてトラブルは少ないのですが、もちろん、違法とな
るような対応は避けなければなりません。たとえば、退職勧奨の面談を必要以上
に行ったり、面談時間が長時間に及ぶような場合には退職の強要とされる場合が
あります。また、業務命令によって退職勧奨の説明を聞くように命じる事や、身
元保証人などの近親者を介して行うのは違法とする判決もあります(鳥屋町職員
事件 平成13年金沢地裁)。
自宅に押し掛けたり、夜や休日に家に電話をしたりということも避け、面談は社
内の会議室などで、会社の所定時間内に、長時間にならないように行うべきでし
ょう。

話し合いによって退職が合意に至った場合は退職条件等を必ず書面にしておきま
す。感謝の気持ちを表すように、当法人では合意書の最後は、
「長い間(短い間でしたが)これまでありがとうございました。」
の文言で締めて頂くように提案させて頂いています。

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■ 時間外労働削減に効果のある取組とは?~平成26年人事院調査より~
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大手ネット転職会社が行った時間外労働に関するアンケート調査(従業員数50名
以上の企業)によると、今後の残業時間削減の対応について、「積極的に取り組
む」と回答した企業が全体の60%、「状況を見て、取り組みを検討する」と回答
した企業も含めると全体の約9割となっており、各企業にて残業時間削減に対す
る意識がかなり高いことがわかります。
「積極的に取り組む」と回答した企業からは、「メンタル面での不調者を出さな
いため」「社員の健康維持、ワークライフバランスのため」など、社員の健康維
持を目的としたコメントが多く挙げられ、経費削減という観点よりも、企業の体
質改善という観点から時間外労働の短縮を図ろうとする企業が増えているようで
す。

これに関連して、人事院による調査では、直近5年間で労働時間短縮に向けた取
り組みを行っている企業は回答企業全体の7割となっており、意識の高まりとと
もに実際に各企業にて何らかの対策を講じている、という結果になっています。
その中で時間外労働の削減に最も効果を上げている取組として割合が高かったの
は、「従業員への働きかけ、残業削減の取り組みの周知」となっていました。

この調査結果が意味するところは、制度や規則そのものよりも、それらの運用に
ついての働きかけや周知こそが残業削減に効果的であるという事ではないでしょ
うか。多くの企業ではすでに残業に関する規則はあると思いますので、今一度そ
の運用面を考える事は意味があるのだと思います。

また、厚生労働省では時間外労働削減の好事例集としてHPにて具体的な取り組み
が紹介されていますので、あわせてご覧ください。

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■ 一億総活躍社会の実現に向け、雇用保険制度の改正が検討されています
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厚生労働省では介護休業の見直しが検討され、現在の40%となっている給付金水
準を育児休業同様に67%まで引き上げることを柱とし、通算93日は維持しつつ、
3回までの分割取得を認めるように方針を打ち出しています。法改正が成立すれ
ば、各企業においても具体的に育児・介護休業規程の修正作業が必要となります
ので、今後の動きには注目する必要があります。

さらに厚生労働省は、65歳以上になっても雇用保険への新規加入を認め失業手当
を受けられるようにし、高齢者が働きやすい環境を整える事も提案しています。
これら雇用保険制度の改正を通して、「介護離職ゼロ」「一億総活躍社会」の実
現につなげていく考えです。

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■ 三代目パーソナリティのお知らせ
~次世代の有為な若者を応援するradioclub.jp~
かつしかエフエム 毎週金曜19時30分から20時
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JSK青山中央社会保険労務士法人代表の田丸拓也です。
今年は、JSK青山中央社会保険労務士法人設立20年にあたります。
当法人は20年記念事業として、夢のある若者を応援するラジオ番組radioclub.jp
を提供しています。冬クール(1月~3月)で応援していく長久友紀さんからメッ
セージを頂きました。

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■ 松下政経塾 同門生交歓 ~マイナンバー受け取り拒否?~
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このコーナーは、代表の田丸と同門である松下政経塾の同期生(8期生)より、
それぞれの経験や専門を活かして本メルマガの為に寄稿頂いたコラムの紹介です。
7月から、徳永久志氏(元外務大臣政務官)に寄稿をお願いいたしております。

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■表参道カフェテラス
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●本メールは、JSK青山中央社会保険労務士法人顧問先のみなさまへお送りし
ています。
当メールマガジンの送信元アドレスは送信専用となっていますので、ご質問等は
各担当者へご連絡ください。
●メールアドレス変更、配信停止をご希望される方は、お手数ですが、次のアド
レスにメールをお寄せください。info@sharoushi.com

発行人 :JSK青山中央社会保険労務士法人 https://sharoushi.com/