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【コラム】総務省統計局「健康状態と週間就業時間の関係」

2013-06-11

総務省統計局から「健康状態と週間就業時間の関係」の調査結果がリリースされました。

ポイントは次の2点です。

1.健康状態が「良くない」人の割合は,週60時間以上働いている人が最も高い

2.年齢階級,週間就業時間別に健康状態が「良くない」人の割合をみると,いずれの年齢階級でも週60 時間以上働いている人が最も高く,65 歳以上の人は短時間就業でも10%以上の割合となっている

 

週の労働時間60時間と言えば、所定が週40時間の人なら、週に20時間以上の残業。月に直すと約86時間の残業となります。

36協定において、月に残業できるのは45時間。年に6回まで45時間を超えて残業できる特別条項を設けることができますが、健康管理の点から特別条項はなるべく月80時間を超えないようにアドバイスをしております。今回の報告書は、それを裏付ける結果になっていると言えます。

 

そして、できれば残業時間はもっと短く。働きやすい職場環境をつくっていくのも社労士の仕事と思っています。

 

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